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警察の監視カメラシステム

イリノイ州Bellwood の警察は、Current Technologies Corporation のMilestone 製無線リモコン監視システムにより全町民の安全を保証します。

「使い続けるうちにさらにオプションを追加していけるIP技術と無線ネットワークを装備することが必要です。将来の柔軟性のために、このような技術を装備したいと考えています。これは、すべての地域社会をつなぎ合わせます。」

イリノイ州Bellwood 会計監査役/ 最高財務責任者-Roy F. McCampbell

チャレンジ

シカゴ郊外にある人口20,500 人以上のこの町の近郊には、他市に波及する可能性のある重罪が起きている地域社会がいくつかあります。暴力団活動、銃、麻薬、強盗、殺人などの犯罪は、町民と彼らを保護する警察官双方にとって、将来の安全に対する脅威です。

Bellwood には60 人の警察官がいて、年間28,000 件にのぼる「緊急通報」を受けています。

解決方法

Current Technologies Corporation の Certified Milestone Partner と Cisco Premium Partner はSony, Axis, JVC, IPIX などのさまざまなネットワークカメラを混合し、近隣に達するさまざまな無線技術を設置し、町中を安全IP ビデオ監視システムで覆いました。 Milestone XProtect Enterprise ソフトウエアは、ライブと保存画面の両方を見たり、すぐに検索したり、裁判の証言用に出力できる、多数のカメラを制御するビデオ管理ツールです。

長所

警察における知名度は高くなり、全域を概観することで、事件の起きる前から警備し、すばやく反応することができるようになりました。必要であればカメラを移動したり追加したりすることも簡単にできます。開発中の技術と、IP 統合をすることも可能です。市民、財産、警察官たちは安全になり、町のイメージは著しく改善しました。

Bellwood警察では・・・

2005年4 月にイリノイ州Bellwood は、高速、高効率でフレキシブルな無線技術による完全IP 監視システムを使用した、新規セキュリティ安全システムに移行しました。

「Bellwoodの人たちが当社に来て言いました:『私たちは犯罪がない良好なシカゴの西側の郊外と関係を持ちたいと思っています。そのための方法がこれだと信じています。』Bellwood の会計監査役/ 最高財務責任者であるRoy McCampbell とPasquale 町長は、犯罪を無くし、町のイメージを変えて、変革することに最大の努力を払っていました。「私たちの無線IP 監視システムが彼らの主要なツールです。」全装置の設計、設置、メンテナンスを担当するSystems Integrator パートナーであり、Current Technologies Corporation の社長であるSteve Daugherty は言います。

21台あった監視カメラは、警察が危険地域と指摘した次の箇所に取り付けられ、急速に40台以上に増えました:主要な公園道路、公共集合施設、監視が必要と思われる、犯罪多発地域。

「最初にMannheim通り、Charles通り、25番通りなどに出入りする主要道路沿いの交差点などの町の周辺に設置しました。その後、マクドナルド、ドラッグストア、バー、酒屋、大学、高校、中学校の近くに設置しました。」 Daugherty は言います。 その他の場所にも設置されつつあり、警察署内も含めて、最終的には60 台以上が設置されることになります。この計画は、監視を全地域社会に広げることが目的です。

「もしカメラが犯罪の起こりやすい、町の東の境界線地域だけに設置されていたら、犯罪がBellwood のより中心部で起こりやすくなっていたかもしれません。しかし、目的は犯罪をなくすことですから、町の全域をよく監視したのです。」Daughertyは説明します。

警察を強化するもの:多くの「目」と迅速な反応

警察のパトカーに装備されているモニターとキーボードは、移動可能な監視システムに無線接続されており、複数の位置にあるカメラ全体をすぐに見渡すことができます。

「市民は監視システムを、近隣を監視する多くのバーチャルな目と耳を提供することにより、警察官の能力を増強させる「警察強化システム」と考えています。1 人の警官はある場所に居ながら、同時に周辺地域で何が起きているかを見ることができます。」Daughertyは言います。

「緊急通報」を処理する無線発信担当者も、町中に設置した新型カメラを中央制御室のように監視し、事態の進行を明かにすることができます。これにより、事態が悪化する前に事前対処を行い、事故を未然に防ぐことや、発生した事件に迅速に対処することができます。

「ちょうど昨日、混雑した交差点でひどい事故が発生したところを、無線室ではっきると見ることができました。2台の車が巻き込まれ、実際に大破したところを拡大して確認しました。すぐに救急車とレッカー車を呼び、素早く救急隊の返答を確認しました。」McCampbellは説明します。「このような監視システムにより、何が起きるかを事前に知る事ができ、事態をうまく判断することができます。」

無線派遣の人員の他に、Bellwoodには、60人の警官がいます。その内37 名は正規警官、20名はパートタイム、6 名は公共安全検査官です。内密の仕事を行っている者もいて、覆面パトカーが何台かあります。さらに警察犬もいます。

高犯罪地域Maywood の試験計画

Current Technology Corporation (CTC) は、Bellwoodに隣接した高犯罪地域Maywood に最初に無線IP 監視システムを設置し、試験状況を公開しました。ここの最も危険な場所の1つは、悪評の高いギャングが住みついているコカイン密売所で、カメラを設置しようとしていたCTC 従業員が脅かされました。

CTCはシステムをカスタマイズすることができるので、従来のカメラと同じように隠しカメラを設置することができます。「これは道路の向こう側の電柱に設置した灰色のユーティリティボックスの中に、隠しカメラを入れたものです。」CTCの経理担当者Chris Moomey は言います。

Bellwoodでは、パン/ チルト/ ズーム機能付きのネットワークカメラは、人間、車のナンバープレート、その他の詳細なものを、遠くからでも非常にはっきりと広域に撮影することができます。 「ある日の真夜中、私は19 番通りとCharles 通りのカメラを警察署で見ていました。Charles通り2100 番地にある店のガラスのドア越しに、2ブロック先にいた指名手配の容疑者の顔を確認することができたのです。それほどカメラの画像が鮮明なのです!」Daughertyはにこりと笑いました。

無線高速接続

無線機器は、中央警察署の近く、銀行や大学などの建物の屋上、Bellwoodの給水塔の上部など、町中の数カ所の高い位置に設置されています。パラボラアンテナは、Milestone のIP ビデオ監視システムと監視カメラを接続する信号を送受信します。

「カメラは電源トランスとともに塔や建物に設置されていて、塔上のパラボラアンテナによる無線アクセスポイントで、無線通信を行っています。」Moomeyは説明します。

「銀行の屋上に設置されたパラボラアンテナは、警察署のタワーと接続されていて、ここから高速で信号を送信しているので、銀行内のカメラ画像は警察署の主要システムサーバーで記録することができます。

為替窓口など、もっと多くのカメラを設置できるようするために、Mannheim通り全域を無線接続できるよう、この銀行をアクセスポイントとして使用できるようにするつもりです。これは、小切手現金化、強盗、あるいは殺人のような犯罪に関連した歴史を持つ場所のビジネスです。ここは明らかにターゲットとされる率が高い場所です。」Daugherty は指摘します。

「私たちは逮捕前に状況を確認するための、移動カメラ付きの覆面パトカーを含め、最良の監視システムを考え出すために、様々なアイディアを出してCTC と仕事をしています。」McCampbellは言い添えました。「パトカーにカメラがあれば、遠隔アクセスによる移動システムが非常に役立ちます。」

世界トップレベルのIP ビデオソフトウエアシステム

ビデオ画像を管理するIP ベースソフトウエアは、世界市場のリーダー企業によるMilestone XProtect Enterprise(XPE) です。XPEはカメラのスケジューリングと、PTZ カメラの自動パトロールが可能で、より詳細なズーミングもできます。ソフトウエアのデータベースの画像は1 ヶ月間保存され、その後裁判の弁論のために、証拠を召還することができる州の検察官あるいは弁護士が見られるよう、DVDアーカイブに転送されます。

この中央システムは主要警察署のサーバーに設置されています。さらに、ビデオサーバーは古いアナログカメラのビデオストリームをデジタルに変換しますが、最終的にはカラーカメラあるいはネットワークカメラと交換されます。古いカメラを有効に再活用することで、以前のセキュリティ投資に対する利益回収を保証します。警察署の無線室では、通常サイズのモニターのとなりに、2台の大型ソニーフラット画面モニターが設置されており、市内と警察署内部のカメラからの画像が映し出されています。

最良方式はハードウエアの独立と混合

「私たちは地域によって、システムを調和させるためにさまざまな無線製品を使用しています。カメラについても、それぞれの状況の必要に応じて適切なモデルやメーカーを選択しています。本当によい監視システムを構築するには、製品を混合させる必要があります。」Daugherty は断言します。「Milestone製品の柔軟性のおかげで、多くのカメラをこのシステムでテストするという贅沢ができます。」

Milestoneのソフトウエアシステムは、最多のメーカーのネットワークビデオハードウエアから、広く選択することができるため、単独でCTC カスタマイズ方式の中核をなしています。

「カメラの設置と純IP 監視システムとの間には、大きな違いがあります。古いアナログ機器、ビデオ、あるいは古いデジタルビデオを使用してIP システムをインストールしようとする会社は、当社のようなシステムに比較すると、大きな欠点があります。なぜならば私たちはネットワークシステムに10 年以上関わっており、IT技術を本当に理解しているからです。顧客が複数の位置に居る場合でも、それがどこであろうと、私たちの仕事は接続することだけです。私たちはネットワークに詳しいので、データが有線、無線に関わらず、ビデオ画像であろうと、その他のものであろうと、接続方法を知っています。」Moomeyは言います。

現在のカメラに加えて、CTCが実行可能になったとき、全360 度可視カメラとPTZ を含めた新しいネットワークカメラを設置する計画です。 Milestoneソフトウエアを使用して、全角度を一度に見られるQuad View が可能です。それぞれのハードウエアオプションを使用して、町のセキュリティニーズ毎に異なる機能を持たせることができます。

犯罪を一掃することで、Bellwoodのイメージを改善

2005年10 月に発行されたChicago magazine の主な記事に「あなたの町はどのくらい健全?」というタイトルがありました。この中で、イリノイ州の郊外の快適な町について診断しており、今後注目すべき町としてBellwood がベスト10 の中に入っていました。記事の中で、この町の明確な犯罪一掃方法について次のように書かれていました:

「不審者は注意すること:Bellwoodに入ったら、知らないうちにテレビの法律版「どっきりカメラ」ショーに踏み込むことになります。この年のはじめに、暴力と窃盗犯罪の発生率の高い中規模の郊外の中で、最低の評価だったこの町の役人は、町中に監視カメラを設置しはじめました。2007年までにすべての公道を、遠隔モニターで見られるようにする計画です。町で発生する犯罪の半分はEisenhower 高速道路沿いやその他の近隣道路を通る、非居住者によるものです。MannheimやWashington などの町中に通じる道路沿いにカメラを設置するのは、大きな「歓迎しません」と書かれた敷物を敷くのと同じことなのです。

「『Bellwoodで犯罪を起こそうとすれば、我々が監視して捕らえる』というメッセージを受け取って欲しいのです」とMcCampbellは言います。

Chicago magazine は、Pasquale町長がさらに家庭内暴力の対処、公務員の住居を与えるためにビルを購入すること、救急医療師サービスの再構築、公共輸送の延長などを扱うコミュニティサービスセンターのような、さらなるイニシアチブに目を向けているとも報告します。

最先端技術を通して町長と警察が公共安全性を拡大しているのは、善良な市民自身が熱狂的にこれを支持している社会的運動によるものなのです。Daughertyは、多くの居住者が追加のカメラを購入するための費用を寄付することをCTC とPD に申し出ていると報告しています。この見返りとして、セキュリティネットワークの成長という彼ら自身の財産が増えるというわけです。

将来の成長のための無線社会と、早急な展開

Bellwoodは今後、承認されたばかりの19 エーカーの土地に、600から800 軒の住居、商業施設、Benedictine 大学などの開発に着手しようとしています。さらに40エーカーの産業用スペースには、ショッピングセンター、警察補助施設などの建設を計画しています。

「私たちは、これらすべてを第1 段階から建設する計画です。これらすべてを接続できるように、IP技術と無線ネットワークを構築することが重要なのです。計画を進める間にさまざまなオプションを追加することもできます。私たちは将来の柔軟性のために、このような技術を装備したいのです。」McCampbellは言います。「これは、すべての地域社会をつなぎ合わせます。」

「シカゴの監視システムはすべて光ファイバーケーブルですが、無線によるCTC 方式の方が、カメラをいつでもどこでも取り付け、取り外しできるので、より柔軟性があります。シカゴほどの規模の町で、カメラを設置し、ケーブルを通す穴を掘るための時間と、私たちがBellwood においてわずか4 ヶ月間で行ったことと比較すれば、私たちの方がどれほど速く、大きな進展をとげたことでしょうか。」Daughertyは強調します。

母国の安全を守るための、地域における手段

「私たちは、地域の他の町にもネットワークシステムを導入するよう勧めています。私たちは近隣のLeyden に拠点を置く、全警察官と緊急応答サービスのための、地域の通信センターに移行しようとしています。だから私たちのシステムを標準化することで、よりよく協調し、対応することができます。また、母国セキュリティ基金を申請する際には、効率化のために、地域におけるアプローチと効果が好まれます。」McCampbellは指摘します。「犯罪の分野には、境界線はありません。私たちのカメラは近隣の町にもアクセスし、その町中の塔や施設の回りにカメラを送り込み、建物の外側、学校、水道などの回りにカメラを設置します。誰にとっても利益のある状況なのです。」

商業用途の場合、建物の中にカメラを追加したり、公共の場所にカメラを吊したりすることには利益があります。たとえば銀行の中で強盗が発生したとき、その犯罪画面をすぐに見れば、重要な詳細を見ることができ、必要ならば、応援を呼ぶこともできます。

「消防士は建物の中でどのアラームが切れているかを知るために、現在「イナンシエーターパネル」と呼ばれるものをチェックしています。このために多くの時間が無駄になり、火災は急激に広がります。ここにIP カメラを設置すれば、消防士は事前に見ることができ、より速く反応することができます。監視画面は、各地域の地図を引き出すことができ、すべての消火栓の位置が確認できます。今後の雪対策のために、水道局と公共事業施設にカメラとモニターを増やす予定です。」McCampbellは約束しました。「スピード違反取り締まりの警官のためにも、固定と移動用監視カメラを増やします。」

Bellwoodと地下鉄Melrose 駅は近い将来接続されます。ある建築、建設会社がすでに駅の設計作業を進めており、駐車場のナンバープレートID認識、機器の臭気検知、爆弾検知など、乗客を選び出すための先端技術の試作品になる予定で、これらはすべてMilestone 監視システムと接続されます。

「町の中に専用固定カメラを何台か設置して、Bellwoodの公式ウェブサイトで紹介したり、町役場の大型LCD モニターで表示させたりする予定もあります。」Daugherty は付け加えます。「ここではプライバシーは話題になりません。住民からは、「外を歩いて銃で撃たれるようなことがあったら、自分のプライバシーなんて何になるかしら。」と言って感謝されています。悪党は私たちのプライバシーをそっとしておいてはくれません。だから私たちはむしろ警察の監視の下にプライバシーを守ろうと思うのです。」

www.villageofbellwood.com, www.currenttech.net, www.milestonesys.com.

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